第2回北九州民謡民舞音楽祭


民謡音楽祭で演奏するSAMAY

第2回北九州民謡民舞音楽祭
日 時平成14年5月12日(日)
場 所小倉市民会館
出演者なかはら、ゆみか、成相、りょう、山内
曲 目エル・サリリ、マリーポーサ、花祭り

第2回北九州民謡民舞音楽祭は、民謡俊潮会北九州支部、同 山口県支部及び北九州民謡民舞音楽院の主催、北九州市教育 委員会、読売新聞西部本社及びFBS福岡放送の後援で、 去る5月12日(日)小倉市民会館にて、10時から17時 までの7時間に渡り、盛大に開催されました。 実に総勢100組以上のグループや個人が出演し、日本民謡 の歌や演奏及び舞踏は勿論のこと、モダンダンス、フォーク ダンス、さらにはヒップホップ、サルサなど、世界の民謡、 民舞も共演しました。

SAMAYは「アンデス音楽」ということで3曲演奏しまし た。出演の時刻は15時位ということだったので、小倉市民 会館には14時前に行きました。 会場は既に色とりどりの衣装を着た出番待ちの人や、リハー サルをする人などでごった返していましたが、出演者はやは り概ね40歳以上の中高年者が多かったようです。

一方、客席を見渡すと、出演者の身内などが多いのでしょう か、意外と若い人たちの姿も多く見られました。最近はTV でも津軽三味線などが頻繁に放映されているし、我々日本人 にとっては元来究極の「癒し系音楽」である民謡は、ひょっ として、世代を超えて静かなブームなのでは?、と思いまし た。

りょうさんは楽器を抱えて朝から来ていたようで、すでに多 くの演奏や舞踊を見ているようでした。「おばあさんが、 かすれた声をはりあげて歌って、ちょっと気の毒」とか言っ ていました。まあ「わびさび」がわかるには、もう少し年齢 を重ねなくてはならないのかも知れません。

音楽祭のプログラムの最後に、津軽三味線と尺八のデュオの ジョイントコンサートがありました。津軽三味線は佐藤通弘、 尺八は矢下勇厳、お二人とも民謡の演奏家としてはまだお若 いですが、すでにその道の第一人者でプロの演奏家だそうで す。民謡と言っても「即興演奏」で、すでに「ジャズ」と言 ったとしても何の違和感も感じられないほど、華麗でエキサ イティングな演奏でした。息を呑むハイテクニック、ハイテ ンションの演奏に、場内からは何度も何度も歓声や拍手が起 こりました。本当に凄い演奏でした。

勿論、津軽三味線独特の何か物悲しい響きや、尺八独特の風 流な音色は十分感応できましたが、しかしそれ以上に、 ここまで来れば、「民謡」と言っても「前衛音楽」の 一種で、「年寄り嗜好」というイメージは、もはや微塵も感 じられない洗練された芸術だな、とつくづく思いました。