”キャプテン杉山”ようこそ北九州へ


ゆみか邸で演奏する”デュオ杉山商店”

”キャプテン杉山”ようこそ北九州へ
日 時平成15年 5月11日(日)
場 所
北九州市若松区
ゆみか邸
参加者キャプテン杉山、ゆうちゃん、なかはら、竹若、ゆみか、
山内、山内さんの友人、 保積、日置、野村、成相

キャプテンボリビアこと杉山貴志さんは、日本時間の2003年 5月1日午後9時35分、無事、福岡空港に帰国されました。 写真は、ゆみかさんから、粟おこしと梅干のレイをかけて もらって、迷惑、いや嬉しそうなキャプテンの姿です。 この後、キャプテンは暫くゆうちゃんの家で休養された後、 5月4日「PROYECCION PHAXSI博多どんたくアンデス村祭り音楽隊」 の指揮をされました。 私も2年ぶりのキャプテンとの再会に感激でした。

福岡空港に帰国したキャプテン杉山(2003年5月1日)
博多どんたくでのキャプテンとSAMAY(2003年5月4日)

キャプテン杉山には、二年前のボリビア旅行の際にすっかりお世話になって以来、 日本へ帰国された折には、ぜひうちに泊まってくださいと言っていたゆみかさんでありましたが、 今回いよいよそれが実現し、キャプテン杉山が北九州に来てくれることになりました。 この日、キャプテンとゆうちゃんは、お昼頃にゆみか邸に来られたので、私も一緒にゆみか邸で「お好み焼き」を 食べさせて貰った後、夕方皆が集まるまでの僅かな時間でしたが、北九州市内を ご案内することになりました。

まずは「園芸店に行きたい」というキャプテンのご希望で、本城の平田 ナーセリーに行きました。キャプテンのお目当ては「ウツボカズラ」。何故だか分かりませんが、 キャプテンはこの風変わりな植物が大のお気に入りで、ボリビアのお宅にもウツボカズラ専用の温室が あり40種、200鉢ものウツボカヅラが栽培されているそうです。 ここには立派なウツボカズラが3鉢ほど売られていましたが、キャプテンの目に付いたのは、 店の隅っこの方に捨てられていた殆ど枯れて、茎と葉だけになったウツボカズラでした。 私とゆうちゃんにはそれが何の植物だか分かりませんでしたが、キャプテンはいち早くそれを 抱え上げると、店の人と交渉してなんと100円で買い取ってしまわれました。

帆柱ケーブルに乗る杉山さんとゆうちゃん
帆柱ケーブルに乗って山頂を目指す杉山さん

ウツボカズラをゲットして上機嫌のキャプテンを次にお連れしたのは皿倉山でした。 帆柱ケーブルに乗って山頂に向かうと、途中から雲の中に入ってしまいました。視界ゼロ、景色などまったく見えない 状態でしたが、それでも我々は山頂駅からさらにリフトに乗り換えて頂上を目指しました。 もちろん山頂からも景色は全く見えず、私としてはいささかがっかりしましたが、 意外にも、キャプテンもゆうちゃんも雲の中でリフトに乗ることをとても面白がってくれたので良かったです。

山頂駅でしばらく話した後、下りのケーブルに乗って下界へ降りて行くと、いつしかしだいに雲の下に出て、 また町の景色が見えるようになったので、なんだかほっとしました。 皿倉山は、ちょっとした幽界へのトリップのようで不思議な世界でした。

皿倉山山頂にて、杉山さんとゆうちゃん
山頂は雲の中、リフトに乗る杉山さん

ゆみか邸に帰って来たキャプテンとゆうちゃんは、ゆみかさんのご馳走作りのお手伝いをされ、 私は他の参加者を迎えに行ったりしました。 そのうち、15年前に日本でキャプテン達がフォルクローレを演奏しているビデオが上映されたので、 大変興味深く拝見しました。15年前と言えば、まだキャプテンがボリビアに行かれる前で、 本場の楽器など手に入るわけがなく、殆どが手作りの楽器を使った演奏だったというキャプテンの解説でした。 しかし、それらの曲の完成度や楽器の演奏方法は、SISAYを目の当たりにしている今の私の目から見ても 殆ど完璧で、まだ見ぬボリビアの音楽に対して当時の杉山青年たちの情熱が、いかに計り知れない大きなもの であったかを知り驚きました。 また、同時に地球の裏側の音楽であっても、それに想いをはせ、熱心に研究して行けば、必ず本物に近い演奏が 出来るようになるのだ、ということを正に痛感させてくれる貴重な映像でした。

餃子作りを手伝う杉山さんとゆうちゃん
食べきれないご馳走と楽しい会話

夕方になって皆が集まったので、いよいよ歓迎会を開催しました。 お刺身、おでん、鳥天、サラダ、おにぎりなど、キャプテンに日本の味を堪能していただきたいという、 ゆみかさんの精一杯の手料理が並びました。美味しいご馳走で、ひととおりお腹がいっぱいになると、 こんどは演奏です。 SAMAYはあいにくりょうさんと重森さんが欠席でしたが、歌のコンドルや砂の城、素焼きの瓶など、 得意のレパートリーを何曲か披露しました。また、ゆみかさんは熱の入ったアコーディオンのソロ演奏を 聴かせてくれました。そしてそれらに応えるようにして、キャプテンとゆうちゃんの「デュオ杉山商店」が 今度三木山で披露する為に練習しているカランペアードの曲を演奏してくれました。


カランペアードを演奏する杉山さんとゆうちゃん

カランペアードと言えば、二年前にボリビアに行った際、杉山さんに、カランペアードの第一人者「ボニー・アルベルト・テラン」 の家にチャランゴを教わりに連れて行って貰ったことがあります。 その時、杉山さんが、私達の教習用にと、カンチャ市場で鉄弦チャランゴを選んでくれましたが、 それがひどく安っぽいチャランゴだったので、もう少し見栄えの良いチャランゴを奨めてくれれば良いのにと 口惜しく思った、という笑い話をしました。 「ボリビアの田舎では、出来の悪いボロボロのチャランゴを使って、正しく華麗に弾きこなすおっちゃん達が 沢山いる。ボロの楽器で物凄く良い演奏を聴かす彼らは最高にかっこいい」キャプテン杉山が改めて言われたこの言葉は、 昼のウツボカズラのことと重なり、彼の信条の根底を垣間見たような気がしました。

私は、翌日仕事に出なければなりませんでしたので、この日は午後11時過ぎに失礼させていただきましたが、 盛り上がっていた会は、この後も深夜遅くまで続き、キャプテンもゆうちゃんもゆみか邸での夜を心行くまで 楽しんでおられたということでした。