第三回北九州民謡民舞音楽祭


第三回北九州民謡民舞音楽祭で演奏するSAMAY

第三回北九州民謡民舞音楽祭
日 時平成15年 5月31日(土)
場 所
小倉市民会館
午前10時〜午後5時
主催:民謡俊潮会北九州支部
    同山口県支部
参加者なかはら、ゆみか、りょう、竹若、重森、山内、成相
曲 目コンドルは飛んでいく、ヌカ・リャフタ、砂の城
写 真RIE

北九州民謡民舞音楽祭は今年で三回目だそうですが、 我々SAMAYは昨年に続いて2回目の出演をさせていただきました。 今年もお声をかけてくださった民謡俊潮会北九州支部の皆様、また会場でお世話いただいた スタッフの皆様、今年も楽しく演奏させていただきました。ありがとうございました。

今朝、台風4号が瀬戸内海を横切ったばかりで、雨交じりの横風が吹き荒れる非常にヤバい天候の中、 そんなことにはまったくめげず、北九州民謡民舞音楽祭は開催されていました。 昨年の出演で、だいたい雰囲気はわかっていましたので、今年は会場の雰囲気にいちいち驚いたり感心したり することもなく、スムーズに会場入り出来ました。

しかし、控え室に入ろうとしてびっくり!。 裸の女性がいるのです。 失いかける意識を必死でたぐり寄せながら、状況をつぶさに観察しますと、室内には若い男女が沢山いまして、 どうやらそれは「ヒップ・ホップ・ダンス」チームのようです。 そして残念ながら、女性の裸は背中だけで、前と下半身には衣装をつけていました。 生き生きとした若々しい熱気がムンムンと漂って 「民謡民舞音楽祭もついにここまで来たのか」と、企画の皆様のご努力に敬服いたしました。

控え室で(竹若、山内)
控え室で(ゆみか、重森)
待ち時間にサンファニートを演奏する(りょう、竹若、成相)

昨年と同様、会場の大きさから、PAはかなり大規模なものでした。 もちろん専門の業者の方々と思いますが、短時間で入れ替わり立ち代り出てくる100組もの出演者 を、広いステージを駆け回って一組づつセットされていくご様子は、ほんとうに「ご苦労様」と言い たい思いがしました。

SAMAYは殆どが電気を使わない「生楽器」ですので、このような大ホールでは当然マイクを使わなければなりません。 マイクを使うと十分な音量が得られるわけですが、音質は必ず劣化します。この劣化の程度は、楽器の種類によってかなり異なっており、 ケーナやサンポーニャ等の笛類やパーカッションなど比較的「高い、鋭い」音の楽器については劣化が少ない(目立たない)ようです。 反対に、ギターなど「中音以下の柔らかい」音を持つ楽器については劣化は顕著に現れるようです。 バイオリンやマンドリンなどはその中間的な存在なのですが「鋭い」音の成分を持っている分、大きな劣化は免れていると思います。

このようにギターに関してはPAは大きな問題なのです。 このことから、最近はピエゾピックアップなどオンラインの増幅機構を搭載した楽器が増えてきました。 俗に言う「エレアコ」というヤツですね。 これを使って電気的にイフェクトをかければ、かなり良い音が出せるので、SAMAYも自前のPAを使う際には率先して これらを使うようにしています。ところが今回のように主催者側でPAが用意されている場合は、 イフェクトや楽器の持ち替え時のミュート操作の必要性から、DIまでのラインはこちらで用意して行く必要があります。 昨日の感じでは、DIも用意して行った方が良いような感じでした。後は、PA屋さん側が そのプランを受け入れてくれるかどうか、ということになるでしょうね。まあ、まだまだ思うようにいかないことが多いです。

立派なステージで「コンドルは飛んでいく」

一曲目の「コンドルは飛んでいく」は多少固さがありました。 久しぶりの大きなステージでしたし、練習でもなかなかうまくいかない曲でしたから、 皆の緊張も大きかったのではないかと思います。 ただ、この曲は非常に人気があり、何時でも何処でも必ずリクエストされる曲ですので、 今後もっと練習して、克服しておいた方が良いと思います。

二曲目の「ヌカ・リャフタ」と三曲目の「砂の城」は、これが本来のSAMAYの演奏 と言える、伸び伸びとした演奏ができました。 まあ、このような演奏をお聞かせ出来て、良かったと思います。会場からの拍手も一際大きかったように思います。 また今回、歌がある曲が一曲もありませんでした。 「コンドル」が早くからリクエストされていて、その他2曲も、比較的安定していて 「民謡」に相応しい曲を選んだら、たまたまこういうことになってしまいました。本来なら一曲ぐらい「歌入り」を入れて 置かなければなりませんでした。

女性ファンの多い
「なかはら師匠」
最近トヨスを買った
「ゆみかさん」
頑張って福岡市から
通ってくる「りょうさん」
時々現地の人と間違われる
「竹若さん」
ひそかに色んな楽器を
習っている「重森さん」
未だにコードを覚えて
いない「山内さん」
三段腹に磨きがかかった
「成相」

ポンチョの下になるので見えませんが、私は今日初めて「ファハ」という帯を締めてみました。 他にも山内さんとゆみかさんが締めました。締めてみた感じは、胴体の部分が引き締まって、なかなか 良いのですが、帯を外すと腹がきっちり三段に別れ文字通り「三段腹」になってしまうのです。 そう言えば昨日会社の看護婦さんから「成相さんもそろそろ中年太りですね」と言われショックを受けた ところでした。なんとかしなくては....。

バックのカラーも変わって「砂の城」

最近、一口に「民謡」と言っても、その演奏者はかなり若い人が増えてきたように思います。 演奏の「フリージャズ」的な高い音楽性が認められ、海外で活躍する演奏家も多いようです。 ジャズやタンゴやロックでさえ、そのルーツは民俗音楽だったわけで、世代を超えて若い人に 受け継がれていかなければ、今日のような発展はなかったわけです。 今回もサルサやヒップホップのダンスチームが出演するなど「民謡って決して年配者だけのものでは無い!」という 希望に満ちた明るい雰囲気が感じられ、日本の民謡を他の多くのジャンルの音楽と同じ土俵に乗せようとする 主催者の皆さんのご努力が、少しずつ叶えられていっているような感じがして、たいへん喜ばしく思いました。 また今後も、この会がますます発展していかれますよう、心から期待いたしております。