世界の音楽が風に乗ってムーブに
〜チャリティーコンサート〜


フィナーレは出演者全員がステージに集い「花祭り」を演奏

世界の音楽が風に乗ってムーブに〜チャリティーコンサート〜
日 時平成15年 7月13日(日)
場 所
北九州市立男女共同
参画センター「ムーブ」
午後1時〜午後4時

出演:ジリムト
平木&平野
Gotos & PepSteppers
いわつなおこ
SAMAY

司会:松村綾子
SAMAYなかはら、ゆみか、りょう、竹若、重森、山内、成相、白石
曲 目
(SAMAY)
エスペランサス、砂の城、ヌカ・リャフタ、プリマベーラ、
クシ・サンファニート、エル・サリリ
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写 真RIE

今年は、北九州市制40周年ということで、これを記念して北九州市立男女共同参画センター”ムーブ”において 「ムーブフェスタ2003」という催しが開催されることになり、市民から色んな企画を募っていました。 平たく言えば、ムーブホールの全ての設備を無料で貸してあげますので、何か面白いことを提案してごらんなさい、 ということなのです。そこで、 最近仕事に追われることのあまりないSAMAYのなかはら翁は、この「面白いこと」を真剣に考えて、 ムーブに提案しました。その企画が見事に採用され、運良く6倍の抽選にも勝ち残り、今回のコンサートの実現と相成った、 というわけなのであります。

4月に行った「山田緑地フォルクローレコンサート」は、アンサンブル・トライアドとの共同企画でしたが、 今回は、企画から実行に至る全てのお世話をSAMAYのメンバーで分担して実施するという初の「SAMAY企画もの」 でした。文字通りの「素人企画」でしたし、集客力も資金も殆どありませんでした。今回出演して下さった皆様は、 そこのところを良くご理解下さり、快く出演交渉に応じて下さいました。また、PR宣伝、チケット販売、 司会と、あらゆる面で「NFKメーリングリスト」の会員の方々にお力添えをいただきましたことを心から 感謝しております。どうもありがとうございました。

さて、最初の出演者はモンゴル馬頭琴の「ジリムト」さんです。 なんと彼はリハーサルには姿を見せず、本番10分前に駆け込んで来ました。 そして彼が披露する予定の2曲の間に、連れて来た友情出演のモンゴル舞踏を 入れて欲しいと言うのです。この予定外の申し出に舞台は一時パニックに陥りましたが、ムーブの舞台スタッフの方々の 機転で、何とか5分遅れでコンサートを開始することが出来ました。 司会の松村綾子さんは、最初からのハプニングでさぞかし驚かれたことでしょう。

モンゴル馬頭琴「ジリムト」さん
友情出演のモンゴルの舞踏
実は新婚ほやほやの「ジリムト」さん。
「末永くお幸せに!」出演者一同から花束が贈られました。

ジリムトさんの馬頭琴を聴くと 何時でも広大なモンゴルの草原を思い起こします。 のどかで、果てしなく広く、どこまでもどこまでも、いつまでもいつまでも続く、 静かな草原が彼の馬頭琴から広がって行きます。 一方、友情出演のモンゴル舞踏はエキサイティングでした。 身体の激しい動き、生き生きとした表情、曲に合わせて「ダンッ」と踏み鳴らす足音や、 動きの要所で入る「ハッ」という呼吸音は、物凄い臨場感とともに 凛と張り詰めた緊張感で会場全体を征し、見る者に鮮明なインパクトを与えてくれました。 いやぁ〜、良かったです!。

次の出演者は、ピアノ連弾の平木久美さんと平野雅美さん、「平木&平野」です。 今日は民俗音楽をお願いします、という依頼をしていましたので、ロシアのラフマニノフ作曲の 「ピアノ連弾のための6つの小品」の中から弾いていただきました。 二人は音大時代の同級生で、平木さんは北九州で、平野さんは大牟田で、 ヤマハピアノ教室の講師をされているそうです。

ピアノ連弾でロシア民謡を弾く「平木&平野」
真剣な眼差し
インタビューを受ける「平木&平野」

一つのピアノを二人で弾く「連弾」という弾き方が有るということは、知識としては知っていましたが、 これほど力強い迫力に満ちたものだとは思っていませんでした。オーケストラを聴いているような迫力ですね。 ピアノという楽器の、また別の可能性を見せていただきました。リハーサルで聞かせていただいた時、思わず 「これは凄い!」と思って、外で開場を待って並んでおられるお客さん達のところに行って「今日は本当に満足して いただけると思います」と豪語したほどです。

三番目の出演者は「Gotos&PepSteppers+1」の皆さんです。 福岡市にアイリッシュ音楽をする人たちがいるということで声をおかけしたのが、藤さん、松尾さん、白鶴さんの PepSteppersでした。これに数日前に知り合って意気投合したという永井さん(+1)を加え、 さらに北九州市在住の後藤さん夫妻(Gotos)を加えたチーム編成ということです。 このように今回は、複数のグループが一緒に出演されているわけですが、音楽もダンスも息がぴったり合っていて、 なんだか以前から一つのグループであったかのように思われました。これも「アイリッシュ」という音楽を 愛好されている方々の横の繋がりの深さなのかなぁ、とつくづく感心しました。

可愛らしいアイリッシュダンスのステップ「Gotos & PepSteppers +1」
珍しい楽器を使ったアイリッシュ音楽の演奏
ペアで踊るアイリッシュダンス

音楽は、あたかもアイルランドの片田舎を思わせる、素朴でのどかな雰囲気でした。 ティンホイッスルやコンサーティナー、イーリアンパイプ など、殆どが独特の珍しい楽器で演奏され、その素朴な音色が何とも言えず心の癒しとなり、 とても好感の持てる楽しい演奏でした。 ダンスも素朴で、フォークダンスのようにペアで踊るものや、一人ずつでステップ(時にはタップも) を踏むものなど色々な種類が有るようでした。私は特に小刻みで可愛らしいステップが印象的でした。 しかし、これはただ可愛いだけではなく、宗教的に踊りが禁じられていた頃、 キッチンの片隅の狭い場所で隠れて踊っていたという、 そんな歴史があるという説明でした。

休憩を挟んで4番目の出演者は、アコーディオン奏者「いわつなおこ」さんです。 いわつさんは、ソロとしてはアコーディオンでパリのミュゼットやシャンソンを 演奏されていますが、もうひとつの顔として「トリオ・ロス・ファンダンゴス」という3人 グループに在籍されていて、このグループでは、やはりアコーディオンで、とても魅力的で エキサイティングなタンゴを演奏されています。 ゆみかさんのアコーディオンの師匠ということで、今回快く出演して下さいました。

パリの下町の音楽
「ミュゼット」
そして素敵な
「シャンソン」も
インタビューを受ける
いわつなおこさん

はい、いわつさん、さすがです。いわつさんのアコーディオンは今まで何回も聴かせていただいていますが、 当然のことながら、今回も安心して演奏に身を任せ、思いに浸ることが出来ました。 パリの下町の街灯に照らされたカフェテラスの片隅で、ワインでも飲みながら、 宵の口から夜更けまで、時間を忘れてゆっくり聞き入っているような、そんな雰囲気にさせてくれます。 いやぁ〜アコーディオンって本当に良いですね、とてもお洒落でシックです。

さぁて、5番目はいよいよ我々SAMAYの出演です。 いわつさんの後だけに、お客さんがSAMAYを聴いてその落差の大きさに落胆して 帰ってしまうのではないかと不安でした。まぁ実際に落差は大きいけれど、ここはもう 開き直ってやるしかありません。いつものSAMAYの演奏をいつもの通りすれば良いのです。

南米アンデス音楽「SAMAY」
バイオリンとバンドリンの入る「ヌカ・リャフタ」
白石君を加えて「アンデスの旅人、エル・サリリ」

一曲目の「エスペランサス」は以前からずっとやっている曲だし、 二曲目の「砂の城」もここ半年位、毎回欠かさずやっている曲なので、 お客様からの暖かい手拍子にも助けられて、 まあなんとか無事にこなせたと思います。 ところが三曲目の「ヌカ・リャフタ」は、これは大丈夫という 曲なのですが、安心したせいなのか、バンドリンを弾く私が冒頭の部分の弾き方を忘れてしまい 「適当にそれらしく弾く」という裏技(?)を使ってしまいましたが、どうやらお客様にはバレなかった ようです。

四曲目の「プリマベーラ」もここんとこ毎回のようにやっている曲ですが、こういう大舞台では、 ボーカルの私の声が上ずってしまい、日頃出辛い高い声が難なく出るのは有り難いですが、 NHKのどじまんに出た農家のおっちゃんのように、全体にキーが上がって情けない歌い方になって しまいました。これはなんとかしなければ、とつくづく思います。五曲目はおなじみ「クシ・サンファニート」、 六曲目は SAMAY大定番の「エル・サリリ」、SAMAY見習い中の若者「白石君」を加えての演奏でした。 白石君も初の大舞台で緊張したと思いますが、気合を入れて頑張ったようで、なんとか上手く演奏できました。

フィナーレは、本日の出演者全員が舞台に上がって合同で演奏しました。 まずは、アイリッシュダンス。これは客席のお客様にもステージに上がっていただいて、 大勢で賑やかに踊りました。お客様の中には「もう一度誘ってくれたら上がったのに」と、 いささか残念な思いでステージを眺めていらした方もおられたとか...。まあ、しかし、 客席で見ていらっしゃったお客様も、ぜひ覚えて帰っていただいてご家庭で、それこそ キッチンの片隅ででも踊っていただきたいものです。

お客様も舞台に上がってアイリッシュダンスを踊りました。
フィナーレは花祭りの合同演奏

そして最後はメンバー全員による「花祭り」の合同演奏です。 SAMAYの歌と演奏をベースに、いわつなおこさんのアコーディオン、Gotosのティンホイッスル、 永井さんの太鼓に加え、PepSteppersのダンスも登場し、賑やかに締めくくることが出来ました。 会場のお客様も所々で立って踊ってくださって、本当に盛り上がって楽しいフィナーレでした。

今回司会を務めてくださいました松村綾子さんは、私はプロの司会者さんだとばかり思っていましたが、 実は司会をするのは今回初めてということでした。それにしては手馴れた感じで、ハプニングの頻発する 難しいイベントにもかかわらず、不安なところは微塵も感じませんでした。 とても愛らしい浴衣姿と優しい口調で心地よい司会をして下さいました。 本業は九州ビジネス専門学校の講師をされているということです。こんな先生に習いた〜い!(だ、旦那、落ち着いて)。

打ち上げは「フェスタ」というカラオケ屋さんでやりました。 いわつさんと司会の松村さん、SAMAYのゆみかさん、竹若さんは残念ながら所用で参加されませんでしたが、 その他の出演者の皆さんは参加して下さいました。

まずは「乾杯!」
マイカー者はウーロン茶
で、かんぱ〜い
あらためて自己紹介
「PepSteppersでぇ〜す!」
実はこちらも新婚!
「Gotos」のご夫妻
演奏後は始終笑顔で
「平木&平野」さん
最後まで元気だったのは
「ジリムト」さんのモンゴル勢
いちばん盛り上がっていた
幹事の「山内」さん

今回、あいにくの雨天にもかかわらず会場に足を運んでいただいた多くのお客様方、ムーブスタッフの皆様、 司会の松村さん、そしての出演して下さった皆様には、多々有りました企画側の不手際にもかかわらず、 ほんとうに快く前向きに協力していただきました事を、何よりの事と喜んでおります。 おかげで、とても気持ちの良いコンサートが出来ましたことを本当に幸せに思っております。 また機会を作りまして、ぜひ皆様方ともう一度一緒に音楽を楽しみたいと思いますので、その時はまた宜しくお願いします。 どうもありがとうございました。