平尾台観光祭フォルクローレコンサート


平尾台観光祭「フォルクローレコンサート」

平尾台観光祭フォルクローレコンサート
日 時平成15年 7月26日(土)
場 所
平尾台自然の郷
高原音楽堂
午後6時〜午後7時

SAMAYなかはら、ゆみか、りょう、重森、山内、成相
曲 目
(SAMAY)
エスペランサス、マリーポーサ、砂の城、ヌカ・リャフタ、エル・サリリ、
インガピリカ(楽器紹介)
コンドルは飛んでいく、クシ・サンファニート、プリマベーラ、花祭り
写 真白石

平尾台自然の郷にとても綺麗で大きな野外音楽堂が出来ているという噂は、知り合いの音楽仲間などから 時々聞いていました。私達も機会が有ればそこで演奏してみたいと言っておりましたところ、 それならこの音楽堂に行って、通常の練習も兼ねて演奏し、集まって下さったお客さんに 「世界の音楽が風に乗ってムーブに〜チャリティーコンサート〜」の宣伝をさせて貰って、 良ければチケットも買っていただこう、ということになり、先月6月22日(土)初めてこの高原音楽堂で 演奏させていただきました。

しかしこの日は梅雨の真っ只中、裾野の小倉の町はそうでもなかったようですが、平尾台は一面雲の中。 冷たい強い風が、雨を伴って始終ステージの上手から中央付近までを濡らし、我々はステージの下手寄りの 一番奥まったところで、風雨から身を隠すようにして演奏しました。 霧もひどくて、視界は数十メートルしかなかったと思います。 私達の大切な楽器たちは霧雨の湿気にやられて、濡れていました。

こんな悪天候の下では自然の郷全体でもお客さんは少なく、そのなかでも音楽堂を訪ねて来てくださる方は僅かでした。 ただ、自然の郷のスタッフとしてこの音楽堂を担当されている方々は、我々が演奏している間中ずっとそばに いて下さって、演奏を聴いたり写真を撮ったりして下さいました。 今回、平尾台観光祭への出演のお誘いは、実はその時の担当スタッフの方からいただきました。 たいへん光栄なお誘いをいただき、本当にありがとうございました。

梅雨の真っ只中、雲の中の高原音楽堂(6月22日)
風雨を避けてステージの最も奥で演奏するSAMAY(6月22日)

平尾台観光祭の前日になっても未だ梅雨が明けず、 ちょっと天気が良いと思っても、しばらくすると必ず雷雨になるような、そんな日々が続いていたため、 かなり心配していました。しかしなんと当日になって梅雨が明けたらしく、爽やかな絶好の祭日和に なりました。平尾台上を湿度の低い涼しい風が吹きぬけ、草原やカルスト台地には、初夏の陽光が さんさんと降り注いでいました。

この日は午後から平尾台観光祭のいろんなイベントが有っていたようですが、 我々SAMAYは14時から16時まで、ヴィレッジゾーンにある木工房でリハーサルをさせていただ いておりましたので、この間に行われた「消防音楽隊のサマーコンサート」や「子供まつり」等は見ることが出来ませんでした。

16時から音楽堂へ行き、ごく短時間のリハーサルを終えるとすぐにヘリコプターが飛んで来ました。 これは実際にヘリを飛ばしての救助訓練のデモンストレーションでありまして、バックに流れる「サンダーバード」のテーマソング とマッチして、物凄くカッコ良かったです。 その次は音楽堂のステージで小倉南女性消防団員による「救急劇」がありました。こっちは明らかに「臭さ」を狙った 「お笑いもの」で、本当に笑えましたが、一番笑っておられたのは消防関係者の方々のようでした。 そして18時からは、いよいよSAMAYのコンサートが始まりました。

平尾台自然の郷の高原音楽堂
フォルクローレコンサートのステージ風景

最初の曲は「エスペランサス」、その後「マリーポーサ」、「砂の城」、「ヌカ・リャフタ」、「エル・サリリ」と お馴染みの曲構成で続き、前半の5曲を演奏しました。 その後、フォルクローレに使う珍しい楽器を紹介しましたが、中でも今回は超大型サンポーニャ「トヨス」に よる演奏をなかはら翁とゆみかさんのコンテスタードで披露しました。曲はニャンダマニャーチの「インガピリカ」 という曲で私もボンボでお手伝いしました。 後半は「コンドルは飛んでいく」、「クシ・サンファニート」、「プリマベーラ」、「花祭り」の4曲を演奏しました。

楽器紹介でチャフチャスを振ってみせるりょうさん
初披露の「トヨス」、なかはら師匠とゆみかさんのコンテスタード

ここの高原音楽堂は野外音楽堂の中でも特に大きなもので、ステージ内でもエコー(残響)が発生する上に、 モニターも含め左右のスピーカーの位置が遠く、かなり広い間隔でのメンバーの立ち位置も影響して、自分達の音が 非常にモニターし辛い環境でした。お互いのテンポを確認しながら演奏するという感じになってしまって、演奏にもう一つ乗れず、 とてももどかしい感じでしたが、後でビデオ録画を見てみると特にそんな「もたついた感じ」ではないようでしたので、安心しました。 楽器紹介の1曲も含めると10曲演奏し、ちょうど1時間のステージでした。 ありがたいことに「アンコール」の声もいただきましたが、次のイベント「民謡・盆踊り」の時間が来ていたので、 今回はアンコールなしで終わらせていただきました。

SAMAYの演奏の次は「盆踊り」
そして観光祭のフィナーレは花火

盆踊りは何処で踊るのだろうと思っていましたが、なんと音楽堂のステージ上にやぐらを組んで太鼓を据え、 おそろいの浴衣の踊り手の皆さん数十人がステージ上で輪を作って踊るという思い切った構成で、ここの特別大きな ステージだけに可能な設定だと思いました。「炭坑節」、「平尾台音頭」などでひとしきり踊った後、 こんどは「くどき」というのが始まりました。これは人生の大先輩が、数え歌のように延々と歌う、と言うより語るような 感じで、それに合わせてゆっくりした地味な動きで踊る、田舎らしい風情のあるものでした。

祭のフィナーレは花火でした。 平尾台は夜になって高原らしい肌寒い風になりましたが、 大自然の中の祭だからでしょうか、人々は決してあくせくと動き回ることはなく、 のんびりと思い思いに、そこに居ることを楽しんでいるような、落ち着いた感じの雰囲気でした。 花火は自然の郷から数キロ離れた平尾台上で打ち上げられているようでした。 やっと明けた梅雨からの開放感もあって、夏の夜を焦がす、色とりどりの、本当に夏らしい花火の風情を、 広大な平尾台の上で、しみじみと味わわせていただきました。

平尾台観光祭フォルクローレコンサートにお越しいただいた皆様、平尾台自然の郷のスタッフの皆様、PAの方々はじめ 観光祭スタッフの皆様、本当にお世話になりました。 また何かお手伝い出来るような事がありましたら、何時でもお声をかけていただきますよう、宜しくお願い申し上げます。 どうもありがとうございました。